【直木賞】「深酒、夜ふかし…がごほうび」桜庭一樹さん一問一答

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080116/acd0801162242007-n2.htm

−−今回のテーマでの受賞については
聞いてくれ。カレーパンに飽きてきた。

−−血の絆に感じるところがあった?
友情に、見返りは求めない。

−−自分は少女っぽいと思うか
男でもいい、避妊するから。

−−自分の中で何か変わり始めた?
嬲る、って字さぁ、興奮するよな。

−−地方性を出すことについての意味は
旅はいい。こんな時代だからこそ、旅は必要だと思わないか?

−選考委員の講評をどう受け止めたか。リアリティや整合性のなさ(という欠点)を上回る力があると評された
けど一番ショックなことは、おまえが追いつめられているのに、何もできないことだ。

脳内で十文字隼人ボイスに変換することで、より楽しめるかと思われます。
ということで、ラバ先生。直木賞受賞受賞おめでとうございました!

今日、『キャノン先生トばしすぎ』を見た。もう怖くない。

キャノン先生トばしすぎ (XOコミックス)

キャノン先生トばしすぎ (XOコミックス)


キャノン先生トばしすぎ (OKS COMIX)

キャノン先生トばしすぎ (OKS COMIX)


キャノン先生トばしすぎ』を読了。これは素晴らしい、神を見た……。
よもやエロ漫画で、読むものすべてを圧倒し、有無を言わさず一方的に屈服させる超ド級インパクトを持つ作品と巡り会えるだなんて。。理屈抜きに、これはもの凄い大逸作ですよ!!
読んでいる最中に、燃え滾る情熱や熱風のような勢いが怒涛のごとく押し寄せてくるので、溺れてしまうのではないかと錯覚してしまうほど。脳髄や股間を内部からジワジワと侵食していく、もはや精神的レイプの境地。こんな体験は滅多に味わうことのできない、稀有な体験。あのエロ漫画にあるまじき熱くそして甘く切ない展開を経て、読了した直後に襲ってきた何とも言えない恍惚感は、C†Cやスワソンをコンプした後に沸いてきたモノとほぼ一緒。自分知る限りのエロ漫画という枠から完全に越境していました。おそらく読まれた方の大半は、口を揃えてこう言うのではないでしょうか。「こんな作品は今まで読んだことが無い!」と。
各レビューサイトでも絶賛の嵐なストーリー面も然ることながら、キャノン先生が痴女へとトリップした際の淫靡な表情や描写、マシンガンのように繰り出される語彙豊富な卑語、原稿を孕ませるかのようなページ全体に迸る淫汁と猥らな擬音、コマの細部にいたるまで強いこだわりを持ち、一切の妥協を許さない、まごうことなき神品質(ゴッドクオリティ)!!2007年どころか歴代作品の中でも、全ての作品を追い抜いて、ダントツ1位にランクインしました!!エロ漫画好きを名乗るであれば、最早これは必読書だと思います。そして、この漫画を読むことが出来るのは、エロ漫画をこよなく愛するものだけに赦された特権でしょう。そして、イマまで読んでいなかった自分を心から悔やみたいと思います。

【関連】「えろまんがとぴっくす」、「厚くてアツい「キャノン先生トばしすぎ」総括的レビュー。」

http://tsukinomori-bonbon.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_c7f2.html

Q.エロゲは衰退しますか?

ラノベ畑へのシナリオライター流出によって、エロゲは衰退するのか?

桜庭一樹の受賞によって、大手出版社による実力派シナリオライターの青田買いが始まるような気がしてならない。文壇様文学様にステップアップするための段階として、ラノベ畑で実力見るといった感じ?ごめん。結構、適当。

つまりラノベが隆盛を誇るのと反比例して、エロゲーは衰退していくのは避けられない事態なのではないかと思われ。

ところで、一昔のラノベブーム(自分的には、スレイヤーズとかフォーチュンクエストを指す)の頃って、まだエロゲシナリオ重視作がイマのように注目されて無い頃ですよね?

あ、でもエロゲで実力が評価されているからといって売り上げに繋がっていないだけに、ラノベ畑にステップアップすることなく、エロゲ畑を耕してminoriを待つ方もいらっしゃるか。ところで、健速乙先生のラノベって、エロゲ界隈でも全然話題にならなかったね。

健速乙

健速乙(健速ファンの共通認識)

健速乙(ここまでが名前)

健速先生の作品は、普通のラノベだったからね。

健速最悪メソッド乙

健速最悪<健速はそんなこと言わない。

ラノベ田中ロミオ

ロミオ氏、ラノベで成功しないで。これ本音。エロゲ業界に居てほしい。

エロゲー書いてくれるのであれば、どんな業界で活躍しようが気にならないのですが。寧ろ嬉しい。

正直、小学館が賞の選考を任せるぐらいだから、かなり抱きかかえられてるんじゃないかなと勘繰ってみたりする。ご本人的にも飄々としながらも上昇志向のある方だけに、エロゲ書かなくなったとしても、不思議じゃないと思う。P天のコラムが終わらない間は安心しておく。電撃姫は唐突に終わっちゃったけど。

でもガガガ文庫の部署って小学館の中でも日陰的存在で、あんまり権限とか予算が無さそうな印象を受ける。

ラノベ畑で成功したシナリオライター

去年はシナリオライターが結構ラノベデビューしましたが、実際のところ、成功したといえるエロゲシナリオライターって、実際のところ片手もいないっすよね。(ちなみに、ロミオ氏も成功したとは思っていません)

ヤマグチノボル竹宮ゆゆこさんぐらいですかね

桑島由一氏とか?

奈須は…Fateは文学だしw

ラノベをあまり良く知らない自分が客観的に見て売れてるなぁと思うのは、ヤマグチノボル竹宮ゆゆこ奈須きのこ桑島由一ぐらいかなぁ。桜庭一樹はエロゲの印象があまり無いので、ちと違う感じ。

どこまでを、エロゲライタと呼ぶか、という話かも。

つ http://lightnovel.g.hatena.ne.jp/REV/20070627/p2
絵師系とか つhttp://grev.g.hatena.ne.jp/keyword/multiIllustrators
文章系とか つhttp://grev.g.hatena.ne.jp/keyword/multimediawriters

よく指摘されます。 面倒なので書きませんが、「エロゲ出身」というより、「エロゲに参加したことのある文章書き」といったほうが正確ではあります。

繰り返しになるけど、文章でも、絵でも、「才能(未定義)」を開花(未定義)させるには、一定の仕事量をこなす必要があるのかな、と思っている。もちろん、天才は別かもしれないけど。んー?何のことかな、フフフ・・・

少なくとも、商業芸術には、発注者に応えて製作する経験が重要で、たまに発注者の上をいく創作者が、凄いことになるのかも、と考えている

なので、同人→エロゲ→ラノベ、というのは、それなりにリーズナブルかも。あ、文章書きというと、PBMというのも昔は(以下略

ビックブランドの定義

PBMが衰退していったように、エロゲも衰退していくのだろうか。(遠い目)

格ゲーブーム(?)は去っても新作は出るし、そんな感じ。

アリス・(思い出せない)→葉鍵→月、と来て、次がどうなるか、って感じ。「エロゲ」は衰退しても、タイトル、ブランドはこの先生きのこるだろうし。

エルフとかカクテルのことかな。あ、でもシナリオ重視ゲーって売り上げ的にはイマイチなだけに、ラノベ畑に流出したとしても、エロゲーの衰退とは結びつかないかもしんまい。萌え系や凌辱系といった風に、各分野が棲み分けながら生きながらえていくでしょう。(つか、何のための問題発起だったんだろ)

たしかにどのジャンルも作品と会社(ブランド)は生き残りますね

とりあえず、トップブランド達はもうしばらく安定傾向って感じかな。比較的歴史の浅い型月は、たとえ次回作を那須氏が書かなかったとしても、ブランド人気で売れるだろうし。あと八月ってもうトップブランドって認識でいいですよね?

勢い(未定義)というか、たとえば、KANONFateは、ライト萌えユーザーを引き込んで、裾野を広げたと思います。そういう、新規参入組が、何作か買ってヘビーユーザーになったり、地雷を踏んでドロップアウトしたり、界隈を活性化させた。

八月は、トップブランドだけど、界隈を活性化させたりしなかったり、はしない気がする。アリスとか、そんな感じ。

「エロゲは衰退しました」と言われる時代になっても、アリスのSLGとか、かぐやのアレとか、八月のそれは固定客が買いそうな気がする。

業界屈指のビックブランドと評されるには、ライトユーザーを取り込んで、エロゲ業界全体のパイを広げたブランドのみに与えられるものといった感じかな。だとすると、八月や柑橘系は、10代とかの比較的若い層のユーザー達の登竜門にはもってこいのブランド。だから、エロゲ玄人達からは軽く見られるような。

そうそう。柑橘系とか八月は登竜門。東浩紀を釣るような、時代を動かすなにか。

八月はシーンの文脈やらムーブメントとは距離を置いているし、働きかけをしていないという印象。型月はエロゲ界の地殻変動を起こしたブランド。

丸戸氏、タカヒロ氏、るーすぼーい氏辺りは細分化したシーンの牽引役になってきてるという印象

そうそう。別に、文学とか人生とか芸術とか、掲げなくてもいいじゃん、というかんじ。FA予約済み。

megami-magazineの表紙を飾り、中学生をエロゲに引き込む役割として、八月は優秀だと思います。

でも、シャナ・ハルヒユニゾンシフト の流れにならないふしぎ。

のいぢは、界隈でトップクラスの絵師だけど、こう、タイガー戦車やパンサーがドイツの崩壊を食い止められなかったような雰囲気。いや、主砲は強力でも、足回りが、とは言わないよ。

じゃあティガーはTONYで、パンサーは村上水軍だ。

八月が売れる理由がわからない

葉メンバーの絵柄が熱狂的に指示されるのはわかるんだけど、べっかんこうには魅力を感じられないんだよなぁ。なので、八月が売れる理由がわからない人。

あ、でもFAは絵柄的にキャッチーですね。妹系とかロリ系はちと受け付けませんが。

飲みやすいお酒が好きなひともいるのさ。シェリー樽で。アイラも飲むよ。

作品レベルで見ると、八月の中毒性は居心地の良さに由来するんではないかと思う。強烈なカタルシスを求める人は多くなくて、ちょっといい話が綺麗な絵で表現されていればいい。
と、ライトなエロゲオタ友人が言ってました。気に入ったキャラしかプレイしないスタイルは、未だに信じられないけどなぁ。

べっかんこう氏の絵柄は好みではないけれど、作品自体は非常に丁寧に作っている印象。エロゲ、ギャルゲの基本に忠実な感じ。とはいえ年に数本、八月タイプの作品は無理かも。とはいえ、FAは体験版の感触が良かったので、購入候補です。とはいえ体験版しか触れてないので、まだ何とも言えない。