「瀬戸口廉也」氏、エロゲ業界を去る

http://usaginotsuno.blog34.fc2.com/blog-entry-9.html

業界を離れることにしました。

会社に出社していの一番についたー経由で舞い込んできた、あまりにも衝撃的なニュース。目の前が真っ暗になって、思わず言葉を失ってしまいました。でも、こんな超重要事項を飄々と発表してしまうところが瀬戸口さんらしいなぁといえば、らしいなどと思いながら、『t r a v e l e r s』のこのフレーズが頭に過ぎったのだった。"縛れることに慣れ いつの間にか浸ってた ぬるい幸せになんか 手を振ろう"
あまり多くを語ろうとはしない寡黙でちょっぴりニヒリズムスナフキンに例えられるような同氏だけに、どういった思慮を経てこのような結論に至ったのか知る統べはありませんが、発売当時にはあまり話題にならなかった『CARNIVAL』や『SWAN SONG』がようやく陽の目を見るようになって、『キラ☆キラ』で「OVER DRIVE」という安住の地を得て、今後の更なる躍進を期待されていた矢先の出来事だっただけに、自分の周りの瀬戸口ファンの方々も驚きを隠せなかったようでした。とにかく「残念」とか「無念」といった言葉しか口から出てきません。。
ただ、「瀬戸口廉也」という存在が永遠に喪われた訳ではありませんし、「これから先何をしてゆくのかはいまのところ具体的でもないのですが」と言っているだけで、「執筆を止める」とか「もうエロゲ業界には戻ってこない」などと書かれていないところに、一縷の望みを託したいところ。だけど、もうエロゲは書かれないような気がする。。
先日のお誕生日で三十路に突入したことで、気持ちに一区切り付いたからなのかななどと思いつつも、冬コミの「OVERDRIVE」ブースで発売された『キラ☆キラ GUITAR&VOCAL SET』に同封されている『キラ☆キラ ファンブック レッド コメント編』に以下のようなコメントを綴られており、今回の件を匂わせてはいました。

エロゲは飽きたので違うことやりたいです。「瀬戸口廉也」という名前で書くのも飽きた。

書きたいことはまだまだあるんだけど、今日はなんだかひどく疲れてしまったので、この辺で。もうちょっと加筆するかもしんまい。
『t r a v e l e r s』を聞きながら帰宅してて、思わず涙零れてきちゃいましたよ。。


最後に、僕もすごく楽しかった。そして、大好きだった。

変わりゆくもの変わらないもの
全て受け止めていこう
限りある今 大切にしたいねとつぶやく君の声
愛しくて手をとって歩き出す笑顔の先へ